きものを褒められて、よく聞かれること

Life

ありがたいことに、きもののコーディネートを褒めていただくことが多くあります。

ただ、そのあとに続く話題は、だいたい決まっています。

「どこで買ったの?」

「いくらぐらいしたの?」

きものは、着ているだけで、その人の背景まで想像されやすい装いだと感じます。

購入先を言うと、少し驚かれる

購入先を聞かれたとき、私はわりと素直に「メルカリです」と答えます。

すると、「えっ?」と驚かれることが少なくありません。

• きものはお店で買うもの

• それなりの金額を出すもの

という前提があり、フリマアプリで購入していると言うと、意外に思われるのだと思います。

初期の失敗|「いいもの=アンティーク」だと思っていた

きものを着始めた頃は、「いいもの=アンティーク」だと思い込んでいました。

雰囲気がよく、価格も抑えられる。

そう考えて、サイズをあまり見ずに購入し、小さいきものを何枚も買って失敗しました。

着られないわけではないけれど、どこか無理が出る。

その違和感に、あとから気づきました。

見るようになったポイントの変化

数々の失敗を経て、きものを見る目は少しずつ変わりました。

まずは 裄と身丈。

さらに慣れてくると、前幅・後ろ幅まで気にするようになります。

柄や雰囲気はもちろんですが、サイズが合っているかどうか。

そこが、着姿の安定感に直結すると感じています。

証紙についての、現実的な考え方

証紙についても、金額によって考え方を分けています。

• 2万円前後までなら、証紙がなくても気にしない

• それ以上の金額になる場合は、証紙の有無を確認する

すべてを同じ基準で判断しなくてもいい。

価格と用途に合わせて考えています。

安心して利用しているメルカリショップ

メルカリの中でも、

安心して利用しているショップがあります。

バイセル メルカリ店

サイズ表記や状態の説明がしっかり記載されており、梱包が丁寧で、これまで大きな外れはありません。

写真や説明も比較的分かりやすく、購入時の不安が少ないと感じています。

値段を聞かれたら、わりと素直に答える

値段を聞かれたときも、あまり濁さずに答えています。

「2万円くらい」「5万円くらいです」など、細かい数字ではなく、だいたいの感覚で伝えています。

私の手持ちのきものは、10万円未満のものがほとんどです。

きもの

• 2〜3万円が多い

• 少し奮発しても8万円前後

• 5万円未満

• 2〜3万円台が中心

新品で考えると、おそらく半値以下の感覚だと思います。

また、小物は工夫が一番効くところです。

帯揚げは、着物のハギレを活用し、帯締めも、メルカリで1万円未満のものを探すことが多いです。

少し雰囲気を変えたいときに、試しやすい価格帯だと感じています。

褒め言葉への返し方問題

きものを褒められたときの返しは、実はずっと悩んでいるテーマです。

知っている人、きものの分かる人に褒められたときは、「ありがとうございます〜」で終わってしまうことがほとんどです。

一方で、出先で知らない方から着姿を褒められたとき。

嬉しい反面、どこかで「着物警察」を警戒してしまいます。

そのため、つい先にこんな一言を添えてしまいます。

「ありがとうございます、えぇと・・着物はお召しにならないんですか?

相手がきものを知っているか、知らないか。着るか、着ないか。

きものを着ない・知らない人からのコメントはスルーしています。

いろいろ考えてしまいますが、結局いちばん多い返しは、「ありがとうございます」。

それだけで十分な場面も多いと感じています。

おわりに

「高いからいい」「古いからいい」「正規店で買ったから正解」

そういう価値観だけが、きものの世界ではないと思っています。

「自分の基準で選び、納得して着ていること」が、着姿に一番表れます。

褒め言葉も、値段も、購入先も、必要なときだけ、必要な分だけ。

それくらいの距離感で、きものと付き合っていきたいと思っています。

misako

30代着付師。成人式当日や前撮りなどの現場で、振袖の着付けを担当しています。振袖をきっかけに、人生の節目や日常の中でも、またきものに袖を通してもらえるように――。自分らしさにこだわった、すばらしい振袖姿を監修します。◆日本和装協会認定 師範/教授/着付師技術者 ◆きもの文化検定1級 ◆福祉車いす着付師

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