成人式当日の着付について、あまり表に出てこないけれど、避けて通れない話があります。
それが、「早朝問題」です。
なぜ、こんなに早いのか
成人式当日の着付は、驚くほど早い時間になることがあります。
早い地域では、
• 早朝2時、3時
• 夜明け前の4~5時
というケースも珍しくありません。
理由は単純で、着付とヘアメイクの人数に限りがあるからです。着付師が高齢化によって引退し、着付師の人数が減っている・・という話もあちこちで耳にします。
成人式は、同じ日・同じ時間帯に集中します。
全員を式に間に合わせるため、時間を前倒しするしかない、というのが現実です。
早朝着付のしんどさは「身体」より「気持ち」
早朝着付が大変なのは、実は着付そのものよりも、
• 睡眠不足
• 外がまだ暗い時間の移動
• 慣れないスケジュール
といった、気持ちの負担が大きいこと。
特に、
• 初めての振袖
• 初めての着付
では、余計に疲れを感じやすくなります。
着付が早い=雑、ではない
誤解されやすいのですが、早朝だからといって着付が雑になるわけではありません。
むしろ多くの現場では、時間が早いほど、
• 時間が押していないので丁寧に着つけてもらえる
• 経験のあるスタッフが二人着付体制
になることも多いです。
ただし、時間に追われる現場であることは事実。
だからこそ、事前準備がとても重要になります。
前撮りが、ここで効いてくる
前撮りをしていると、早朝問題はかなり軽くなります。
• 一式が揃っている
• 本人も流れを知っている
これだけで、当日の安心感がまったく違います。
前撮りは、早朝着付の負担を減らすための保険とも言えます。
無理に「いちばん早い枠」を取らなくていい
予約が遅くなると、どうしても早い時間が残りがちです。
でも、
• 無理な時間にして体調を崩す
• 式を楽しめなくなる
くらいなら、当日のスケジュールを見直したり、提携外でヘアメイク・着付けサービスを探すのもアリだと思います。
おわりに
成人式は、一日だけの行事です。
成人式当日の早朝問題は、本人や家族の準備不足だけが原因ではありません。
• 人数集中
• 業界構造
• 地域差
さまざまな要因が重なった結果です。
でも、その一日をどう過ごすかで、記憶の残り方は大きく変わります。
早朝着付を選ぶにしても、別の選択をするにしても、「自分にとって無理がないか」をいちばんに考えてほしいと思っています。
振袖は、我慢するための装いではありません。
気持ちよく着て、気持ちよく一日を終えられること。
それも、立派な正解です。


