「こうなりたい」を叶えるフレーズ集

フレーズ集

一生に一度の晴れの日、自分らしく・理想に近づけるかどうかは、ほんのひと言で変わります。
着付けに対しても、遠慮せず“こうなりたい”を伝えてください。
あなたの願いをカタチにするための、フレーズ例をまとめました。

体型別フレーズ集

気になる部分をさりげなくカバーしながら、美しく整える着付けのために。

•肩の高さに左右差があります
 →「肩の高さが左右で違うのが気になっていて、補正で調整していただけますか?」

補正の基本中の基本ではありますが、私の修行先では補正しないことが多いです。肩の高さを補正しないと、襟合わせの時に微妙なズレが生じたり、最終的な仕上がり時に違和感が生じ、その原因が肩の高さだったりします。


• 怒り肩が目立つ
 →「肩がしっかりしているので、なだらかに見えるような仕上げにしてもらえると嬉しいです。」


• スレンダー体型
 →「細身なので、きものがきれいに見えるように補正してほしいです。」

細身であっても、フラットな状態になるように補正を入れます。


• グラマラス体型
 →「上半身(または下半身)にボリュームがあるので、スッキリ見えるよう調整していただきたいです。」

補正では、高いところ(バストやヒップ)を高くするようなことはしません。くぼんでいるところとなだらかにつながるようにします。着姿を美しく仕上げるため、バストをガーゼでやや抑え気味にする場合があります。


• 巻き肩/反り腰
 →「巻き肩(または反り腰)なので、姿勢よく見えるよう工夫してもらえますか?」


• 洋ナシ・ウェーブ体型
 →「下半身にボリュームが出やすいので、バランスよく整えていただきたいです。」

上半身に補正をしっかりめに入れることで多幸感を出し、バランスをとります。私も反り腰~!


• 高身長/小柄
 →「身長が高め(または小柄)なので、全体のバランスが綺麗に見える着付けをお願いしたいです。」「帯の幅出しをしてほしいです/してほしくないです」

「幅出し問題」私が一番気になる部分!カタログなど帯の柄をしっかり見せたいときは幅出ししてもよいと思うのですが、成人式ではお嬢様が主役です。身長150㎝台、160㎝くらいまでは幅出ししなくてもよいのではないかと思っています。身長165㎝前後で幅出し2㎝くらい。

• 首がしっかりしている、太い
 →「首元が窮屈に見えないように、衣紋は少しだけ抜き気味にして欲しいです」

「衣紋はこぶし1つ分」なんて言うこともありますが、私の握り拳とあなたの握り拳、サイズは違います。お嬢様の首の長さ・太さ、ヘアアレンジなどでバランスを決め、窮屈そうにならないようにしています。

テイスト別フレーズ集


“わたしらしい”を大切にするために。
• かわいい系が好き
 →「ふんわり可愛い印象になるよう、柔らかく仕上げてもらいたいです。」

帯結びは左右対称の丸い感じ、帯揚げはフリルやリボンなど。


• かっこいい系が好き
 →「キリッとした印象や大人っぽい雰囲気になるような着付けを希望します。」

帯結びはアシンメトリーな感じ(立て矢系)、帯揚げは一文字など。


• ベーシック(王道)に
 →「定番の美しい着姿で、品のある仕上がりをお願いしたいです。」


• 個性的にしたい
 →「他の人と被らないように、個性的で遊び心のある着こなしにしたいです。」


• 前柄が気になる
 →「帯のこの柄を見せたいので、目立つ位置に出るようにお願いできますか?」

帯は2周巻きます。2周目に巻いたとき、お気に入りの柄が自分から見て左側にある場合、帯を締めた時に、左脇に移動してしまい、正面から見えなくなってしまうことがあります。そんなときは、「この柄を見せたいです」と着付師にリクエストしましょ。

• 帯結びの希望がある
 →「この帯結びの形が好きなので、可能なら近い形でお願いできますか?」

同じ結び方でも、帯の素材や柄によって表情がガラリと変わることがあります。

• 帯揚げや帯締めにもこだわりたい
 →「帯揚げや帯締めの結び方にこだわりたいので、ご相談させてください。」

こちらも素材や帯締めの装飾など、また帯のデザインなどで表情が変わることがあります。



• しごきの使い方にこだわりたい
 →「しごきの出し方にもこだわりたいので、アレンジしてもらえると嬉しいです。」

misako

30代着付師。成人式当日や前撮りなどの現場で、振袖の着付けを担当しています。振袖をきっかけに、人生の節目や日常の中でも、またきものに袖を通してもらえるように――。自分らしさにこだわった、すばらしい振袖姿を監修します。◆日本和装協会認定 師範/教授/着付師技術者 ◆きもの文化検定1級 ◆福祉車いす着付師

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