成人式の準備で、最近よく見かける選択が「ヘアだけお願いして、メイクは自分で」。
今はメイクが上手な方も多く、その選択自体が間違いだとは思っていません。
セルフメイクが選ばれる理由
セルフメイクを選ぶ理由は、だいたい決まっています。
• 普段のメイクが一番しっくりくる
• 自分の顔のクセを分かっている
• 好きなコスメがある
どれも、とても自然な理由です。
「もったいない」と感じる理由
現場で見ていて思うのは、「上手い・下手」ではなく、振袖とのバランスの話です。
振袖は、
• 柄が強い
• 色数が多い
• 帯や小物の情報量も多い
洋服とは、前提がまったく違います。
そして、振袖は「振袖」「帯」「ヘア」「メイク」「着付」のトータルで完成する装いでもあります。
プロのヘアメイクさんは、振袖の色や柄や、写真に写ったときの印象まで考えてメイクを仕上げます。
使いたいコスメがあれば、持ち込みもできる
「このアイテムを使ってほしい」というリクエストは、全然アリです。
• 肌に合うファンデーション
• こだわりのアイシャドウやチーク
• お気に入りのリップ
自分のコスメを使ってもらうことで、安心感も仕上がりの満足度も上がります。
また、「全部お任せしかできないのでは?」と思われがちですが、そんなことはありません。
• 涙袋やアイラインは自分で描きたい
• シェーディングをがっつり入れてほしい
こうした希望も、ヘアメイクさんはきちんと聞いてくれます。
任せる=全部手放す、ではありません。
前撮りメイクは、少し濃いめが正解
「前撮りはメイクが濃いほうがいい」と言われる理由があります。
それは、「振袖とのバランス」「写真撮影のライティング」が理由です。
スタジオ撮影では、ライトを当てる分、メイクが飛びやすくなります。
プロは、ライティングに負けないメイクを前提に仕上げています。
鏡で見ると少し強く感じても、写真にすると、ちょうどいい感じに仕上がります。
セルフメイクの場合、実物はきれいでも、写真だと薄く見えてしまう、ということが、意外とあります。
これは技術の差ではなく、「写真前提かどうか」の違いです。
おわりに
セルフメイクは、選択肢のひとつです。
でも、「自分でできるから頼まない」ではなく、「どう仕上げたいか」で選んでほしいです。
せっかくなら、プロの視点でトータル仕上げしてもらってもいいのかなと思います。
