成人式や前撮りで振袖を着るとき、「足袋なんて白なら何でもいいでしょ?」と思っていませんか?
実は足袋は、振袖姿を完成させるための大事なポイント。
選び方次第で、あなたの印象や足元の快適さが大きく変わります。
白無地の足袋も清潔感があって素敵ですが、「あえて選ぶ」ことで、振袖姿全体の印象がぐっとアップします。今回は、周りと差がつくおしゃれな足袋をご紹介します。
フォーマルシーンに“白足袋”が基本。でも、振袖なら遊んでもOK!
結婚式や式典など、格式の高い場面では「白無地の足袋」が基本。特に親族や年配の方が集まる場では、白足袋を選ぶのが安心です。
でも、成人式や前撮りであれば、コーディネートを工夫して、色足袋・柄足袋を選ぶのも“あり”。
たとえば…
• ほっこりした雰囲気にしたいなら:コーデュロイ足袋
• 足元にワンポイントがほしいなら:いろめき足袋
• パステルでやさしい雰囲気にしたいなら:「きらり足袋」
• 華やかに決めたいなら:刺繍足袋
「振袖=白足袋じゃなきゃいけない」わけではないんです。
写真映えや“自分らしさ”を表現したい人には、色・柄足袋は強い味方になります。
ほっこり感を出したいなら「コーデュロイ足袋」
やさしい雰囲気、ナチュラルな着こなしが好きな方にぴったりなのがコーデュロイ素材の足袋。
表情のある素材感で、足元まで温かみのある印象に。冬の前撮りやロケーション撮影にも◎
ワンポイントが欲しいなら「いろめき足袋」
白ベースにさりげなく入った色や柄で、写真に映える“隠れおしゃれ”を楽しめるのがいろめき足袋。色味のトーンを帯揚げや半衿とリンクさせても素敵です。
やさしい雰囲気にしたいなら「きらり足袋」
パステルカラー×繊細な柄入りで、柔らかく可憐な足元に仕上がるきらり足袋。
白足袋よりもやわらかい印象になるので、ナチュラル系振袖にもぴったり。
足元まで華やかに見せたいなら「刺繍足袋」
晴れの日らしく、華やかさをプラスしたいなら刺繍足袋を選んで。
草履の隙間からちらりと見える刺繍は、まさに“映える”足元。
繊細な雰囲気にしたいなら「レース足袋」
繊細なレース素材で、ガーリーにもクラシカルにもなる足袋。
白振袖やモノトーンコーデとの相性も◎。洋風っぽさもありつつ、振袖姿に抜け感を演出できます。
クール系にかっこよく決めたいなら「カラー足袋」
濃い色の振袖やモダン柄には、黒やネイビー、ボルドーなどの足袋がマッチ。
一気にスタイリッシュな印象に。成人式の「とにかく人とかぶりたくない!」派にもおすすめ。
オンリーワンコーデに「柄足袋」
柄によってかわいらしい雰囲気にも、モダンな雰囲気にも◎コーディネートトーンを合わせればごちゃごちゃしないトータルコーデのできあがり。
「こはぜ」の違いって?4枚と5枚の選び方
足袋のかかと側にある金具「こはぜ」。4枚と5枚がありますが、実は厳密なルールはありません。
4枚こはぜ:足袋初心者さんにおすすめ!
- 丈が短く、足首を締め付けにくい
- 動きやすくて疲れにくい
- 長時間の式典や撮影でも快適
特に、足袋を履き慣れていない成人式のタイミングには、快適な4枚こはぜが安心です。
5枚こはぜ:フォーマル感を重視したい人向け
- 足首をしっかり固定できる
- 着姿にきちんと感が出る
- 足袋に慣れていないと動きづらさを感じることも
「きちんとした雰囲気を出したい」「着物に慣れている」という人には5枚こはぜも選択肢に。ただし、必須ではないので、自分の快適さを優先してOKです。
素材の違いにも注目!“伸びる足袋”は滑りやすい?
足袋の素材も重要です。選び方次第で、履き心地や草履との相性が大きく変わります。
- キャラコ(綿)素材:滑りにくく、草履との相性が良い。しっかりした生地感。
- ストレッチ素材:伸縮性があって履きやすいが、草履の上で滑りやすく疲れやすいことも。
特に成人式では長時間歩いたり移動したりするため、滑りにくく安定感のあるキャラコ素材がおすすめです。きちんとサイズの合う足袋を着用しましょう。
足元にも“こだわり”を。自分らしい振袖スタイルを完成させよう!
振袖コーデは、髪型やメイクだけじゃなく足元にもこだわる時代。
足袋ひとつで、雰囲気や印象が変わり、周囲と差がつけられます。
• 白足袋は王道。安心感を大事にしたいときに
• 色柄足袋は“自分らしさ”や華やかさをプラス
• 4枚こはぜは初心者に優しく、快適
• 素材はキャラコを選んで疲れにくさを重視
振袖のトータルコーデを完成させる最後の一歩として、ぜひ足袋にも目を向けてみてください。
あなたらしい一足が、きっと見つかりますよ。